2016年4月訪日外客数速報:タイ正月は4月!?

2016年4月の訪日外客数は208万2千人。第一四半期の累積は7,834,600人と、前年度比32.9%。この状況を通年で維持するならば2016年は2万5千人越えも見込めるでしょう。日本政府観光局(JNTO)発表によると「4月は桜シーズンによる訪日旅行需要の高まりや、当航空路線の拡大、クルーズ船の寄港増加も引き 続き訪日旅行者数の増加を後押ししている」と増加の要因を分析した上で、「市場別では、台湾、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、フランスが単月として過去最高を記録した他、ロシアを除く 12 市場が 4 月として過去最高を記録した」としています。最高レコードを出した各国についてのコメントを続いて読むとタイについて「年間最大の旅行 シーズンであるソンクラン(タイ正月)休暇に合わせた アジア・アトランティック・ エアラインズ等によるチャーター便運航が、当該休暇期間及びその直前の訪日検討を後押しした」というものが目に留まりました。そこで今回のコラムでは“タイ”をピックアップしてみたいと思います。

ソンクランとはタイの正月で、太陽の軌道が12ヶ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝うもの。もともとソンクランには仏像や仏塔へ、さらに家族の年長者などの手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習があり、近年はそれが転じて街の往来で通行人どうしが水を掛けあって楽しむ「水掛け祭り」として知られるようになっているそうです。ソンクランの休暇はタイ政府によって4月13日から15日(仏暦・西暦)に固定されていますが、この時期に併せて休みをとり海外旅行をする人が多いようです。3rd Party Data Gallery On Demandの無償コンテンツ「訪日外客数の動向」で国籍をタイに絞り見てみると4月が突出していることがわかりますね(上図)。

 国籍を問わず訪日外客数全体では2014年度、2015年度の傾向を見ると、訪日のピークは4月、7月、10月にあるというトレンドが右の図から見て取れますが、タイでは6月から9月にかけては例年落ち込む時期であるということが見て取れます。日本でも年末年始や夏休み以外にゴールデンウィークの長期休暇を利用し海外旅行をされる方は多いと思います。国により様々ですね。実態を把握し“なぜ?”を見つけるためにも実態が把握できるデータの活用は大切だということをイメージしていただけたのではないでしょうか?

ではこの時期タイから日本を訪れた観光客は何処へ行って何をしているのでしょうか? ここからは3rd Party Data Gallery On Demandの有償コンテンツを使うと色々なことが見えてきます。先ず、3rd Party Data Gallery On Demand の「訪日外国人エリア滞在分布」で2016年4月単月のタイ人の分布を見ていきましょう。東京、大阪、京都、成田空港がある千葉に多いということは容易に予想がつきますが、東京のお隣、神奈川県や山梨県を訪れているタイ人観光客も多いということが分かります。

具体的に神奈川県のどのエリアを訪れているのかの特定には1キロメッシュ(1キロ四方)の分布をみるとよくわかります。横浜駅周辺だけでなく地図の下方、鎌倉、特に長谷寺周辺にタイ人観光客が訪れているということがわかります。3rd Party Data Gallery On Demandでは、さらにここから長谷寺を訪れたタイ人観光客が何に関心をもっているのか、何をしているのかを推察することができる「訪日外国人SNS投稿位置解析情報」も提供しています。実際に外国人観光客が投稿したSNSの位置解析情報を地図上で確認することがで、投稿された画像を確認することができるコンテンツです。

 色々深堀りしてみたくなりましたか? 是非皆さんも3rd Party Data Gallery On Demandを使ってみてくださいね。

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