”口コミ”をインバウンド分析に活用する

 皆さん旅行は好きですか?

 旅行口コミサイト、トリップアドバイザーより「トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット2016 ランドマーク編」が発表されました。

伏見稲荷

1位はペルーのマチュピチュ、2位はアラブ首長国連邦のシェイク・ザイード・グランドモスク、3位はカンボジアのアンコールワットで、イタリアのドゥオーモが10位、フランスのエッフェル塔が14位、イタリアのビッグベンが19位など。日本においては京都の伏見稲荷が25位にランクインしました。日本の中のベスト10も併せて発表されており、1、2、3位を京都の神社仏閣がしめており(伏見稲荷、金閣寺、清水寺)、4位に奈良東大寺、5、6位に東京の明治神宮、浅草寺が続きます。

先に記載した通りトリップアドバイザーは、旅行者の“口コミ”を元にランキングを決定しているため、実際にこの順位が一番多く観光客を集客しているランドマークとは言えませんが、日本人の私達からしても納得の名所であることは確かです。

同じく“口コミ”を元にした3PDGのデータといえば、外国人観光客が日本で投稿したSNSの位置情報を解析した「訪日外国人SNS投稿位置解析情報」。投稿場所にひもづく投稿リンクを辿れば投稿画像まで見ることができリアルな外国人観光客の実像を把握することができます。旅先でのSNS投稿には、見たもの、体験したことに対する“感情”が本音で投稿されます。何に感動したのか、外国人観光客の視点から何が珍しく“日本らしい”ものなのかを理解することが、観光施策や企業における戦略立案の重要な指標となります。

さて、実際に上記を検証するために、弊社オフィスがある渋谷区界隈で口コミ投稿量が多いエリアを「訪日外国人SNS投稿位置解析情報」で見てみました。「トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット2016 ランドマーク編」で5位にランクインした明治神宮でもしっかり投稿されていますね。データ提供元ポリシーによりこの場で投稿写真を掲載することはできないのですが、明治神宮では圧倒的に鳥居の写真が、次いで神前結婚式や宮司・巫女さんの写真が多く撮影されていました。

訪日外国人SNS投稿位置情報

また、四季のある日本ならではの傾向も表れてきます。上記は桜の季節4月の投稿量を表していますが、同じエリアで12月の投稿量分布を表したものを表示してみました。投稿量が大幅に減っている場所に気が付かれましたか?新宿駅の右斜め下のエリア、そう桜の名所、新宿御苑です。投稿内容を見てみましたが4月には圧倒的に美しい桜の花を収めた投稿が多かったです。

訪日外国人SNS投稿位置情報12月

 飲食店での食事や季節感あふれる自然の風景の投稿だけでなく、カラスや新幹線のシートなど日本人からするとなぜ?というようなものに関心が示されており、見ているだけでも面白いデータですが、もちろん前述の通り観光施策やサービス産業、小売流通業における戦略立案のために活用いただくことを前提としています。

 3rd Party Data Gallery On Demandでは上記でご紹介した「SNS投稿位置解析情報」を過去6か月分の蓄積データとして閲覧いただくことが可能です。是非チェックしてみてくださいね。

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