縮小ニッポンの衝撃?

皆さん、映画はよくご覧になりますか?

ダ・ヴィンチ・コードシリーズ映画化第三弾、ダン・ブラウン最新作「インフェルノ」の公開まで1ヵ月を切りました。あのスケール感とヨーロッパの歴史的な建造物や美術品がキーとして扱われているということが個人的に大好きで、過去2作については原作も読み、映画も観に行きました。もちろん「インフェルノ」も、夏休みヨーロッパへ向かう機内で一気に読み切りました。今回はダンテの長編叙事詩『神曲』<地獄篇>をめぐる世界滅亡へのカウントダウンに挑むというもので、イタリアのフィレンツェから物語は始まります。

昨年国連が発表した最新の世界人口予測によると、現在の世界人口が約73億人であるのに対し、2050年には97億人に増えるとのこと。さらに2100年には、112億人が地球上にひしめくことになると推計しています(参照:National Giographic日本版)。人口が増えるとどんな問題があるのでしょうか?一番に挙げられるのが資源不足です。この問題への抜本的な対策として「インフェルノ」では“人類を半分まで減らすか”若しくは“100年後に滅亡するか”の究極の選択が迫られるという内容です。これ以上書くとストーリーが判ってしまうので…続きは劇場へ!

世界の人口は増大し続け、危機感を抱くべき状況であることは明らかですが、我々が暮らしている日本はどうなのでしょうか?

9月25日にNHKスペシャルで放送された「縮小ニッポンの衝撃」という番組が大きな反響を呼んでいます。2015年の国勢調査速報値発表を受け、各種メディアで、国勢調査始まって以来人口が初めて減少に転じた旨取り上げられたことは記憶に新しいと思います。

本番組では、既に人口減少の影響を大きく受ける地方の実態と、現時点では人口の一極集中エリアである東京がこれから直面する問題について取り上げられています。行政サービスが縮小したことにより、公共交通手段が絶たれたり、医療サービスが削減されたり、さらには猿などの野生動物が住み着き住民の生活を脅かしている地方部の実態は、非常に深刻なものです。一方で東京においても比較的早い段階で人口減少に転じる区が出てくるとされており番組では豊島区の人口減少の裏側にある事実が取り上げられていました(参照:NHKオンデマンド)。

3rd Party Data Gallery On Demandで提供する無償コンテンツ「日本の地域別将来人口推計」で東京23区の2040年時点における推計人口を、2010年の人口と比較すると、港区、中央区、新宿区、江東区、墨田区、練馬区以外は人口減に転じると推定されているということが見えてきます。実際に見てみたいという方はこちらからお申し込みください。

Twitterなどでも本番組を受けて、この現状を深刻に受け止めるが故の悲観的な反響などが寄せられていますが、一方で自民党の小泉氏は「人口減少を悔やむ発想から早く飛び出し、減るなかでもやっていけるという成功例を作るべきだ」と発言をしています(東京港区での講演より。参照:朝日新聞デジタル)。

エリアマーケティングにおいても“縮小時代のエリアマーケティング”という視点があります。人口の増加,経済成長を前提としたビジネスモデルやこれまでの成功体験に頼る経営では現状維持すら難しいでしょう。縮小の時代にあって経営の持続的な維持・発展には、顧客の拡大が必要不可欠です。そのためには既存顧客の囲い込みとともに、新規顧客層の呼び込みによる顧客層の拡大が成功のための両輪の輪となります。

3rd Party Data Gallery On Demandで提供している第三者データは、ここでいう新規顧客層の呼び込みに特に有効です。

例えば、人口減少傾向にあるといいながらも10年後人口が増加するエリアはあるはずです。それを見極めたうえでの出店計画やサービス拡大エリアの選定を行う。右図は3PDG On Demand有償コンテンツ「将来人口推計」を使って、上述の「縮小ニッポンの衝撃」でも取り上げられた豊島区内を更に細かく(町丁字単位)人口増減を推計したものですが、2020年段階豊島区内においてもプラスとマイナスの箇所があることが見て取れます。

また、ターゲット顧客像が多く集まるエリアへの出店計画や広告展開。広告展開については敢えて競合店周辺で展開し競合店の顧客を獲得するということにもつながります。右図は3PDG On Demand有償コンテンツ「エリアポテンシャル分析(モバイル空間統計®)」を使って、30代女性が平日に多く居るエリアは何処かを特定したものです。良く見かける駅前のサンプリング等も、配布する商材のターゲット層に併せてプロモーションエリアを確定すると、より多くの人が手に取りかつ購買にもつながる結果をもたらすかもしれません。

さらには既存店舗周辺に居住者のプロフィール分析を行い、最適な品揃えやサービスに活かす。これにおいては新規顧客の獲得だけでなく既存顧客の囲い込みにもつながります。

市場が縮小することが分かっているからこそ、事業を維持継続、ひいては成長させるために戦略を立てておく必要がありますよね。ウイングアークでは「ロケーションベースマーケティング最前線」と題して11月2日にオムニチャネルマーケティングの老舗である株式会社コネクトムと共同でセミナーを開催いたします。本セミナーでは販促施策をうつべき場所やターゲットを第三者データを使って明らかにするデータ分析手法と、実際に店舗に顧客を呼び込む新しい広告戦略をご紹介してまいります。新規顧客獲得にも有益なソリューション、是非この機会に渋谷弊社オフィスまでお越しください!

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