ウサギが呼び込む欧州からの観光客

イースター(復活祭)ってご存知ですか?

宗教的な背景を知らない方でも、カラフルにペイントされたたまごとイースター・バーニーが出てくるイベントとしてのイメージはあるかと思います。近年日本でもハロウィンに続き少しずつ認知が広まってきたなと感じますよね。

イースターはキリスト教においては最も重要な祭典で、イエス・キリストの復活を祝うお祭りなのです。同様の重要な日としてイエス・キリストの降誕を祝うクリスマスが12月25日、ということは誰でも知っていますが、このイースターは何月何日なのでしょうか?

実は、イースターはクリスマスのように日が決まっているわけではなく変動制ということをご存知でしたか?“春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日”なんです。ここ最近のイースターが何月何日かを直近の数年で見ていくと…

2012年 4月8日、2013年 3月31日、2014年 4月20日、2015年 4月5日、2016年 3月27日

と、早い場合は3月末、遅い場合は4月末と一ヵ月位開きがあるんですね!

さらに具体的にはこの日は“Easter Sunday”で、キリスト教圏の諸国ではその前後を休暇にする場合が多いようです。

アメリカでは連邦政府が定める休日ではないものの一部州法により祝日指定されています。イギリス、ドイツなどヨーロッパの国の幾つかではEaster Sundayの前々日をグッドフライデー、翌日をイースターマンデーとして4連休としているようです。ヨーロッパ諸国の元同僚達もこの期間を“春休み”としてまとまった休暇を取っていることが多かったです。まるで少し早目のゴールデンウィークのようですね。

私たち日本人もゴールデンウィークには“成田空港からの出国ラッシュ”についてテレビでも取り上げられるよう、他の国の人達も長期休暇を利用して海外旅行をするということは過去のブログ記事でも何度か取り上げてきました。春先は”桜の咲く時期”以外にもイースターのタイミングがヨーロッパからの観光客の流入を読むかぎとなりそうです。 

では、3rd Party Data Gallery On Demandで人気の「訪日外客数の動向 国籍/国別訪日外客数」を使って直近5年の傾向を見ていきたいと思います。まだお申込みいただいていない方はこちらから御無料で利用申込みいただけます。

全国籍を指定し、月別来訪者数傾向を見てみると…春のピークは例年4月にやってきます。

ではヨーロッパに限定すると…2014年は別ですがほぼ3月と4月の山がフラットです。とはいえEaster Sundayが3月だった年が際立って多いという傾向は見てとれません。ちなみに全国籍の場合全体的になだらかながら夏にゆるやかなピークが来ていますが、ヨーロッパからの訪日客は春と秋に偏るという傾向も見えてきます。

最後にイースターが国民の祝日に指定されているイギリスに絞ってみていきます。2012年、2013年、2016年については3月の訪日外客数が4月を上回ります。うち2013年と2016年は3月にEaster Sundayがありました。2012年は4月8日だったのですが、イギリスは7日以上日本に滞在する人が81.1%(JNTO「世界の市場別基礎情報」より)と比較的長期滞在型であることも影響するかもしれません。

”Easter Sundayが3月中若しくは4月上旬の場合は3月からヨーロッパからの観光客が多い年になる!”と仮定できるかもしれません。イースター・バーニーが連れてきてくれるヨーロッパ観光客。

さて、今年のEaster Sundayは4月16日なのでヨーロッパからの観光客の出足は遅いかもしれませんが、来年は4月1日です。少し先が長いですがこの記事を思い出して是非検証してみてください!

   

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